1/9

かぼちゃあたまの子(鏡の国のお姫さまとその"片割れ")

¥40,000 税込

残り1点

SOLD OUT

2024年9月30日 23:59 に販売終了しました

別途送料がかかります。送料を確認する

【鏡の国のお姫さまとその"片割れ"】

幾億と砕けた鏡の一つ一つに
叶うかもしれない夢の面影をみるよ
水溜まりを渡り歩くよう跳ねて イルカのように

一度差し伸べられた白い手を花に見立てようか
闇の中忘れた頃にいっせいに光る憧れに
この眼を焼き続けて

-----

[辛うじて読める滲んだ手記]

記憶で辿れないほどの昔、
地と天が反射しあう鏡の王国に私は生まれました。
その王国はヒトの心の泉にある鏡とつながっていて、
深く眠りにつく頃に鍵が開く、
いわゆる無意識の世界のようなものでした。
乱反射する光は真っ白にまばゆく、美しい国でした。

かつては私にも多くの姉妹たちがいましたが、
夜毎訪れるヒトに誘われ、皆禁忌を犯してこの国を去りました。
そしてただひとり取り残された私も、例外なくそこを逃げ出しました。

その瞬間王国に亀裂が走り粉々に砕け散ってしまったのです。
ここをつなぐ唯一の私がいなくなったことで、
世界が成り立たなくなったからです。

差し出された手をつかみ損ねて足を踏み外し、
狭間を飛び越えることもできないまま、
光が逃げた暗闇に私は再び取り残されました。
無数の鏡の破片は歪み、何もかもが逆さまに映るようになりました。

めちゃくちゃな世界の破片の中、
もっともっと少女だったころの私が見えた気がしました。
タイニーレディ、この世界の理も知らないままの…

砕けて歪んだ、扉なき鏡の王国。
ヒトの心の数ほどに粉々になって長居するには脆すぎるこの王国を、
水たまりから水たまりへ飛び移るように渡り歩くことにしました。

あの逃げた光のように誰よりも速く、秩序なきまったくの自由、
暗がりの中、幾億の合わせ鏡の中を掠める、
幻のようなあの白い手を思い返して。

[滲んで辛うじて読める手記] は、お迎えした方へ
鏡の国のお姫さまの手紙としてお渡しします。

-----

*PUMPKIN HEAD*
かぼちゃあたまの子

壊れたかかしが おしえてくれたの
荷馬車の向こうに
眩しい世界があるのだと
つれていってよ
鮮やかで恵まれた太陽の子
わたしとどこがちがうの
窓越しのくすんだ青空
本当はどんな色なの

---

横たえると眠ってしまいます。
お首が回ります。首の付け根をおさえ、
優しく頭を回してください。

お姫さまには片割れのレディがオトモにつきます。

詳しい動かし方などは動画をご覧ください★
https://youtu.be/ukWOBAUrYt8

★素材等★
ヘッド:石塑粘土/スリーピングアイ/毛糸
フェイクファー/ワイヤーなど
ボディ:布/綿
スカート:布/ゴム

商品をアプリでお気に入り
  • レビュー

    (122)

  • 送料・配送方法について

  • お支払い方法について

¥40,000 税込

SOLD OUT

最近チェックした商品
    同じカテゴリの商品
      セール中の商品
        その他の商品